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結膜下出血 Subconjunctival Hemorrhage(SCH)

目の表面にある細い血管が切れてしまった状態です。基本的に痛みや痒みなどの自覚症状はないことが多く、他の方に指摘されて初めて気が付く方も多いです。結膜下出血は目を擦ってしまった後などによく見られます。心配な場合は慌てず、ゆっくりと眼科を受診するようにしてください(救急車は呼ばないでください)。ただし、外傷などがきっかけとなっている場合には重篤な状態が隠れていることもあります(穿孔性眼外傷など)。また、日常生活で何度も繰り返す鼻血や、全身に身の覚えのない出血斑が多数ある場合には、出血しやすい全身性の疾患(貧血、白血病、紫斑病など)が隠れていることもあり、内科へご相談させていただくこともございます。

治療

結膜下出血に対する明確な治療はなく、出血が自然に吸収されていくのを待つしかありません。多くは1-2週間かけて自然に吸収されていきます。ただし、血液をサラサラにする薬を内服している場合には、出血が完全に消退するまでに数ヶ月の期間を要する場合もあります。

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