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眼瞼下垂症 Ptosis

まぶたが垂れ下がってきて見にくくなる病気です。まぶたが重い、見にくいという症状が主なものになります。以下に、一般的な後天性眼瞼下垂を示します。

分類と原因

1. 腱膜性眼瞼下垂:眼瞼挙筋という筋肉が、瞼板を持ち上げることで、まぶたを持ち上げていますが、この眼瞼挙筋と瞼板を繋いでいる挙筋腱膜とミュラー筋にゆるみが生じ、眼瞼挙筋の力をうまく瞼板に伝えられないことで起きてしまう眼瞼下垂です。原因は加齢やコンタクトレンズの長期使用者、白内障手術後などが知られています。

2.上眼瞼皮膚弛緩症:まぶたの皮膚にたるみが生じ、皮膚が覆いかぶさってしまい瞳孔にかかることで、まぶたの重さや見にくさが生じる眼瞼下垂です。原因は主に加齢です。

治療

1. 腱膜性眼瞼下垂 当院で対応可:このタイプの眼瞼下垂の場合は挙筋腱膜やミュラー筋のゆるみをとる、挙筋前転術や挙筋短縮術を行うのが一般的な治療法となります。

右挙筋前転+余剰皮膚切除1ヶ月後

2.上眼瞼皮膚弛緩症 当院で対応可:このタイプの眼瞼下垂の場合は眉毛下の皮膚のたるみをとる、眉毛下皮膚切除術を行うのが一般的な治療法となります。

両眉毛下皮膚切除1ヶ月後

合併症

  • 内出血や腫れ(1~3週間程度でひきます)
  • 重瞼の乱れ(意図しない部分が癒着して、重瞼線が綺麗にできない場合があります)
  • 左右差
  • 低矯正(挙筋の状態が悪くうまくまぶたが上がらなかった、術後後戻りしたなどの原因で生じます)
  • 過矯正、閉瞼不全(逆に上げ過ぎてしまい、まぶたが閉まりづらくなることがあります)
  • ドライアイ(術前より眼球の露出面積が大きくなりドライアイが生じます)
  • 眼球損傷など

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